部屋の中から野地板に釘を打っちゃダメですよ!
今日のブログのタイトルわかりにくいですよね。
ブログってタイトルが重要なのに今日のブログのタイトルわかりにくいです。
部屋の中から野地板に釘を打っちゃダメですよ!
全くわかりにくいタイトルですが最後まで読んでもらえると嬉しいです。この季節になると湿気で天然パーマでクルクルの髪の毛がさらにクルクルになるKawara王子です。
まずはこちらの写真をご覧ください。この写真どういう状況かわかります?
実はこれ金属屋根材に穴が開いてしまってるんです。
以前に屋根の葺き替え工事をさせていただいたお客さまから雨漏りしてるから見に来て欲しいと連絡があって行ってきたんですが、お客さまが言われるには「屋根から部屋の中に光が漏れてる」と言われるんで、それは一大事、うちの施工ミスかもしれないので急いで駆けつけました。
すると確かに光が差し込んでるではないですか!
わかりますか?
ちょっと拡大しますね。
ご覧のように丸い穴が開いて、外から光が差し込んでます。
この穴から雨が入って雨漏りしてました。
この穴を見た時に若干おかしいなって感じてたんです。なぜかと言うと屋根の葺き替え工事で施工した屋根材は金属屋根材で屋根材を止めるのにビスは使うけど、この穴の口径のような1〜2mmの小さい穴が開く釘は絶対に使わないんです。
で最初の写真をもう一度見てください。
わかりますか? 外から中に向かって釘を打ち込むと穴の周囲の板金は中に入り込みます。しかしこの穴の周囲の板金は外に飛び出してます。
ということは部屋の中から外に向かって釘が打ち込まれてできた穴なんです。
つまりこういう事です。
では、なぜこういう事になったか。
こちらのお客さまの家には天井裏部屋があるんです。当然天井裏には天井がなく屋根の野地裏になるので夏場はとても暑く、冬場はとても寒くなります。そこでお客さまが暑さ寒さ対策のために野地裏に断熱材を貼られたんです。
銀色のよく見かける断熱材です。この断熱材を野地裏に貼るのに釘を使われて、一応突き抜けることを考慮して短い釘を使ったそうですが、運悪く1本だけ野地板の節(ふし)の部分で他よりも薄くなっているところに打ち込んでしまったことで屋根材まで貫通してしまったんです。
ダメですよ、中から野地板に釘を打っちゃダメですよ。たとえ突き抜けない長さの釘でも野地板の上には防水紙が貼ってあるので屋根材を突き抜けなくても防水紙は突き抜けてしまいますよ。雨漏りの原因になってしまいますよ。
くれぐれも注意してくださいね。
野地裏に何か貼る時はテープで貼ってね!
今年の夏はキュウリ嫌いが克服されそうな予感がします
この季節、我が家では毎年恒例のキュウリ祭が開幕されます。
キュウリ好きですか?
キュウリ祭とは、毎年この時期になると奥さんの実家の家庭菜園で収穫される大量のキュウリを消費するためにひたすらキュウリを食べ続けなければならない祭のことで、キュウリ好きの娘二人にとっては夢のような、キュウリが苦手なボクにとってはやや避けたい祭なのです。
娘たちは生でボリボリといくんですが、ボクはキュウリの青臭さい味、匂いが苦手なんで塩、マヨネーズなど必ず何かをつけて食べるんですが、それでもやっぱり青臭さが残りますよね。
毎年この時期になると何とかして大量のキュウリを消費するためにいろいろ試すんですが、どうしても無理!(我慢して食べてます)
キュウリ祭2016開幕
そんな今日、毎日奥さんに作ってもらっている弁当にキュウリが入ってました(マヨネーズ付きで)そうです、ついにキュウリ祭2016が開幕されたんです!
そしてキュウリ祭開催をFacebook、Twitterに投稿したところ、ありがたいことに多くの友人からコメントでキュウリを消費するためのアドバイスをいただきました。
塩、味噌はもちろんのこと、ニンニクと塩コショウで炒める。塩昆布に胡麻油、ぬか漬、カツオ節に醤油、わさび漬などなど、さらにはキュウリの美味しい焼き鳥屋の情報まで。みなさんの温かい愛のおかげで毎年憂鬱だったキュウリ祭が一転、今年のキュウリ祭が楽しめそうです!
と同時に意外とキュウリ好きが多いことにびっくりしました。キュウリが苦手ってコメント一切無しですから。(河童好き、キュウリパックってのもありましたけど 笑)
本当にあったキュウリ祭
そういえば、このブログを書くのにキュウリについて調べてみると
祇園信仰において、スサノオ(牛頭天王)を祭神とする八坂神社の神紋が木瓜であり、キュウリの切り口と似ていることから、祭礼の期間はキュウリを食べないという地方(博多の博多祇園山笠など)もある。八坂神社がある福井市網戸瀬町ではキュウリ栽培を行なわない[。毎年7月14日にはキュウリ祭りが行なわれ、この日は食べることも禁じられる。
ホントにあったよーーー
キュウリ祭がホントにあったよーーー!
しかも食べちゃダメーーー!
キュウリ祭なのにまさかの食べちゃダメーーー!
しかも今年の2月22日のブログで書いた牛頭天王まで出てるし
以上、キュウリ祭2016開幕のお知らせでした。
東京ドーム何個分ってどんな大きさなのかさっぱりわからない
よくテレビや雑誌などで見聞きするこの表現
「東京ドーム〇〇個分の大きさです。」
このフレーズがテレビから流れると我が家では、ボクと娘2人が声を揃えて
「いや、分かりにくいわ!」
「どんな大きさやねん!」
ってツッコミを入れます。(関西人なんでかなりいい感じでツッコミます 笑)
そうじゃないですか?
東京ドーム行ったことないし、行ったことがあったとしても大きさ想像しにくいわ!
よく行く阪神甲子園球場の大きさと言われても想像しにくいし。
そこで東京ドームは一体どのぐらいの大きさなのか?
なぜ大きさを表すのに東京ドームが使われるのかを調べてみました。
東京ドームの大きさ
まずは東京ドームの大きさですが、敷地面積は46755㎡。
数字で表してもしっくりこない。(ちなみに阪神甲子園球場は38500㎡)
一般的な家が135㎡とすると約346件分、これも分かりにくいんで、学校にある25mプールだと約125個分、世界最大級の木造建築東大寺大仏殿だと約16件分です。東大寺大仏殿に行ったことがある人はあの大きさの建物が16件分が東京ドームの面積だと考えると想像しやすいかと思います。(個人的意見ね。)
なんで東京ドームで表すの
そしてなぜ大きさを表すのに東京ドームなのか?
この答えは単純にみんなが想像しやすい大きな構造物は東京ドームだかららしいです。(想像しにくいけどね)東京ドームができる前は後楽園球場〇〇分って表現があったようです。なぜみんなが想像しやすいかというと、プロ野球の中継などでよくテレビに映るから。らしいけどプロ野球って試合は映るけど球場全体はそんなに映らんと思うねんけどね。
それやったら毎年春と夏に高校野球が毎試合中継される阪神甲子園球場の方がテレビに映ると思うし。
まあ要するに野球の球場の大きさだったらみんななんとなくわかるでしょ。ってことなんですね。けどプロ野球人気も低迷してるし、徐々にプロ野球の中継が減ってきてるから、4年後の2020年に東京オリンピックが開催されるゴタゴタしてる新国立競技場が完成するとみんながテレビで新国立競技場を見ることになるんで「新国立競技場〇〇分。」って表現するようになるんじゃないかと思いませんか?
新国立競技場の大きさ(A案)
ちなみに今のとこと新国立競技場は72406㎡になるらしいので、しつこいようですが、一般的な家で約536件、25mプールで約193個、東大寺大仏殿で約25件分です。やっぱり東大寺大仏殿が想像しやすいかな。
おそらく4年後には「新国立競技場〇〇分」っていうようになるんやろね!
個人的意見でした。
瓦離れが進んでいくのはある程度仕方ないんじゃないかな
瓦をメインに施工している会社のボクがこんなこと書いたらダメなのかもしれないけど、瓦離れが進んでいくのはある程度仕方ないんじゃないかなって考えてるKawara王子です。
日本では1400年前から使われ非常に歴史のある建材の瓦。神社、寺、城で使われだし、その後広く一般的に使われるようになってきた歴史があり日本建築には最適な建材であることは間違いないと考えています。
しかしながら最近大きな地震が起こるたびに地震で家屋が倒壊するのは瓦が重いからという理由から瓦に変わって軽い屋根材であるスレート屋根材、金属屋根材などが瓦に変わって屋根に施工されることが多くなりました。もちろん耐震のことだけでなく価格の影響も多いですけどね。
30、40年前に建てられた家には耐震性能を満たしていない家が多く、そのような耐震性能を満たしていない家にはやはり屋根は軽い方がいいんです。脆弱な躯体の家の屋根に重たい瓦を乗せたらやっぱり地震の時に倒壊しやすくなりますよ。そんな家には絶対に軽い屋根材をお勧めします。
どうしても屋根に瓦を乗せたい場合はまず躯体を補強して耐震性能を向上させてからにしてくださいね。
記事に合う写真が思いつかなかったんでこれで勘弁して。
ちょっと話が逸れましたね。なんの話でしたっけ?
瓦離れが進んでいくのはある程度仕方ないんじゃないかな
あっ瓦離れが進むのは仕方ないって話でしたね。
新築で建てられる家の屋根の多くがスレート屋根材、金属屋根材になっている理由はざまざまあるのです。値段、耐震性、デザインなどなど。で値段、耐震性については瓦はスレート屋根材、金属屋根材にはどうしても敵わないです。
デザインも屋根の勾配がほとんどないスタイリッシュな感じの家にはどうしても瓦は使えないですしね(基本的に瓦を施工するのは寸勾配以上が理想です。最近は3寸勾配などの緩い勾配に対応した瓦もありますけど。)
それと日本家屋には欧米などの家屋のように100年、200年修理、改修しながら住み続けるという考えが少ないんですよね。長持ちさせようって意識が少ないんじゃないかな。(最近はちょっとずつ変わってきてますけどね。)それも耐久性能の低いスレート屋根材、金属屋根材が選ばれるようになった理由です。
そもそもなんで昔(30年から40年ぐらい前)は瓦の家が多かったのかというと、スレート屋根材、金属屋根材などのいわゆる新建材がなかったからです。選択肢が少なかったんです。ところが今は瓦以外の屋根材が増えて選択肢が増えたから選ばれにくくなったんです。
地震以外にもこんな理由から選ばれにくくなった瓦。そりゃ瓦離れが進みますよ!
まあこのまま黙って減り続けるのも悔しいんで、瓦独自の価値を共感してもらえるように発信を継続していきますよ!
播州瓦工業株式会社は瓦を作っていません。
こんにちは、よく「瓦を作ってるんですか?」って聞かれることがあるKawara王子です。実は作ってないんです。
播州瓦工業株式会社は瓦を作っていません。
社名が「播州瓦工業株式会社」といかにも瓦を作ってそうな社名なんでよく誤解されるんですけど、創業以来全く瓦を作ってません。屋根工事業なので瓦を含めた屋根材の施工がお仕事です。
それと「新築って瓦使わないからお仕事大変ですね」って聞かれることも多いんですけど。新築でもそれなりに瓦を使いますし、新築だけじゃなくリフォームや修理のお仕事も多いんでそれなりに仕事があっておかげさまでそこそこ忙しいです。
瓦工事以外の工事もするんです。
それともう一つ、瓦のことばっかりブログ、Facebook、Twitter、ニュースレターで発信してるんで瓦を扱う工事ばっかりしてるイメージを持たれてしまってるんですけど、実は屋根工事業なので瓦だけじゃなくてスレート屋根材、金属屋根材も施工しますし、板金工事や雨樋の工事もしてるんです。
ブログでスレート屋根材、金属屋根材はダメって書いてるのにスレート屋根材、金属屋根材を施工するのかよ!
って突っ込まれそうですが、もちろん瓦が一番いい屋根材なんで、これからも瓦の価値を伝えていきますけど。お客さまがちゃんとスレート屋根材、金属屋根材のメリット、デメリットを理解してれば別にスレート屋根材でも金属屋根材でもいいと思うんです。ただちゃんと理解して欲しいだけです。
例えば、古い家で後10年もしたらもう誰も住まなくなる家があったとします。その家の屋根を葺き替えるのにわざわざ高いお金を払って瓦にする必要なんかないですから。10年もてばいいんであれば、スレート屋根材でも金属屋根材でもいいんです。雨され漏らなければ。
このごろ色々と発信するようになって、どんな仕事をしてるのか聞かれること、疑問に思われることが多くなってきたのでちょっと説明してみました。
また今度もっと詳しく説明します。
屋根に上がってる時が一番気持ちいいのは当然です!(高所恐怖症だけどね)
高所恐怖症のボクがなぜか連続で恐怖体験をしてしまいました。
梅雨に入ってしまってぐずつき気味の天気が続いてましたが、今日は快晴で気温も高くなってますので熱中症に要注意。水分をこまめに補給して過ごしましょうね。こんにちは、Kawara王子です。
Facebook、Twitterでボクと繋がってる方はご存知かもしれませんが、一昨日昨日と得意先様の旅行に協力業者の一員として参加させていただいてました。一昨日はバスで京都の伏見稲荷、平等院鳳凰堂に行ってから三重県長島温泉のホテル花水木に一泊し、昨日は観光組、ゴルフ組等に分かれて行動してそれぞれバスで帰ってくるという行程の旅行でした。
バスの車内はみなさん若干お酒も入り終始なごやかな雰囲気で伏見稲荷、平等院鳳凰堂を経てホテル花水木へ到着しました。
ところが到着時間が予定よりも若干早く着いたようで、18時30分の宴会の時間までゆっくりと温泉に入ってもかなり余裕ができるほど時間があるんです。
するとホテルで同じ部屋になった人が「あれっこのホテルから直接長島スパーランドに行けるで」と何やら通行証のような冊子を見つけたんです。
ホテル花水木は長島スパーランドに隣接していて通常長島スパーランドに入場するのに1600円いるのですが、ホテル花水木に宿泊してると何とタダで入場できるらしいのです。
ホテルの部屋からもこの通り長島スパーランドがすぐそこ。(この時はのちに写真に写ってる2つのアトラクションに乗ることになるとは全く想像もしてません)
するとまた別の一人が「えっ じゃあせっかくやからスチールドラゴン乗りに行こうやー!」とかなりテンション上げ気味で提案してきました。
その彼のテンションに反比例して、この時点でボクのテンションは下がり気味です。
そうなんですよ。ボクは普段というかほぼ毎日屋根に上がってますけど、かなり高所恐怖症でジェットコースターなどの絶叫マシーンが大嫌いなんです。嫌いなんで「スチールドラゴン」というのが何なのかも知りません。知りませんが名前から想像すると悪い予感しかしませんよね。
さらにテンションの上がった彼はスチールドラゴンなる恐怖の乗り物のことをこと細かく説明しやがります。日本一の落差がどうとか、スピードがどうとか、何回乗っても怖いだとか。そんな話を聞くとボクのテンションはますます下がり、鼓動は早くなり、じんわりと手汗が。
するとその彼に賛同して「そうやな、せっかくやから行こう!」ともう一人行く気になってるんです。
それから約30分後。
なんでー!
なんでついていっちゃってるのー!
しかもスチールドラゴンじゃないし!
スペースショットやし!
左から二番目がボク。笑ってるつもりでも顔ひきつってるよ。
まさかの時間がありすぎてスチールドラゴンの前にスペースショットっていう75mの高さまで一気に急上昇、急降下っていう罰ゲームみたいな乗り物でコテシラベ。
コテシラベが怖すぎでこの記事書いてるだけでも思い出してゾワーってなってます。
スペースショットでのコテシラベが終わり、いよいよスチールドラゴン2000!
平日の閉館間際でもスチールドラゴン2000だけは行列ができていて、待ち時間が約20分ありました。
不思議なものでスペースショットで感覚が麻痺したのか自分でも意外なほど冷静で、気持ちもちょっとだけ乗るのが待ち遠しいみたいな感じになっちゃってるんです。
こんなインカメする余裕もあるよー!
けど余裕があったのは乗る直前までで、
当然こんな顔になるよね。髪の毛も恐怖と風圧のあまり落ち武者みたいになるよね。
隣で笑ってるのが言い出しっぺ。
超絶に怖かったです。後から他の人に感想を聞かれても「ホントに怖かった」って感想しかいえないぐらいに怖かったです。
なんで人はわざわざ怖い体験をするんでしょう?
怖いってわかってるモノにお金まで払って乗るんでしょう?
人間の好奇心って怖いね!
絶叫マシーンが好物の人でまだ乗ってない人はどうぞ!
最高部高さ97m(日本一)、最大落差93.5m(日本一)、走路全長2479m(世界一)、最大斜度68度。
平等院鳳凰堂の屋根に珍しい瓦があります。
こんにちは、Kawara王子です。
京都府宇治市にある世界遺産平等院鳳凰堂に行ったことありますか?
平等院(びょうどういん)は、京都府宇治市にある藤原氏ゆかりの寺院。平安時代後期・11世紀の建築、仏像、絵画、庭園などを今日に伝え、「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。山号を朝日山と称する。宗派は17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ね、現在は特定の宗派に属さない単立の仏教寺院となっている。本尊は阿弥陀如来、開基は藤原頼通、開山は明尊である。
Wikipediaより抜粋
10円硬貨のデザインとしても超有名な建物の平等院鳳凰堂は1053年に建立された阿弥陀堂で平等院鳳凰堂と呼ばれるようになったのは江戸時代の頃のようです。3年前に平等院鳳凰堂の屋根から平安時代の瓦1560枚が発見されるという驚きのニュースもありました。おそらく建立時の瓦なので960年前の瓦ということになります。しかも瓦の特徴から奈良地方で製作された「南都系」と大阪河内地方で製作されて「河内系」の2種類の瓦があったそうでその当時の瓦の歴史がわかる重要な発見です。
平等院鳳凰堂の屋根に珍しい瓦があります。
昨日約10年ぶりに訪れた平等院鳳凰堂で珍しい瓦を見つかました。
ボクは今から10年ほど前に見に行ったことがあるんです。あるんですがその時には気が付かなかったんです。今思うとなんでその時気がつかなかったんだろ?
その当時ももちろん今の仕事(屋根工事業)をしてました。してたんですけど、今のように広く世間に瓦のことを発信しようという想いがなかったから気がつかなかったんです。今のように発信をしていると常に瓦のことに興味を持って、何か発信するネタはないかとアンテナを張り巡らせているからこそ今回の珍しい瓦に気がついたんですね。
今回気がついた珍しい瓦は、龍頭瓦という瓦で、平等院鳳凰堂中堂の入母屋屋根の上にあり、屋根の一番高い棟からまっすぐに降りている降棟(くだりむね)の先端に付いています。降棟は北面に2本、南面に2本の計4本ありますので、全部で4つの龍頭瓦があります。
降棟全体を龍の体に見立て、その先端に龍の頭がついているのです。
棟に輝く 金色の鳳凰の足元からまっすぐに降りているのが降棟(くだりむね)です。
降棟の先端についている龍頭瓦がこちら。
通常降棟の先端には鬼面鬼瓦がつくのが普通なんですが、平等院鳳凰堂は創建した藤原頼道が龍神となって棲み守護しているという伝説があり、また龍は仏法を守護する龍王とされていることから龍頭瓦が使われているようです。
龍頭瓦が使われているの非常に珍しく国内でも数例しかありません。平等院鳳凰堂に行くことがあれば是非龍頭瓦を見つけてくださいね!