雨漏りの修理には、その原因によって様々な方法がある
ホントいい季節になりましたねー、一番屋根仕事がしやすい季節なんですがそろそろ日焼けする季節でもあるんでこの頃から徐々に色黒夏バージョンに変わっていくKawara王子です。(基本的に年中色黒なんですがね)
昨日は特別に加工した巨大板金を使って雨漏りの修理をしてました。雨漏りには様々な原因があるんですが、昨日のお客さまのお宅の雨漏りは建物と建物とをつないだことによる雨漏りでした。言葉、文字では説明しにくいし伝わりにくいんで絵を描いてみました。
↑図1
左の元からある建物の右横に新しい建物を建てた時に間をつないでその部分を廊下にしたんですね。そうすると廊下の上が溝のような構造になってしまいます。ここに①と②の屋根から雨が集まることによって雨漏りがするようになってしまっていました。
なぜこうすると雨漏りがするのかは、いろいろと原因があるんですが、今回は溝に集まった雨を防水、排水するための板金が劣化したことによって雨漏りがしていました。
そこで劣化した板金を新しくする工事で雨漏りを止めることにしました。
お客さまも板金の劣化が雨漏りの原因だとわかっていたので応急処置として波板を被せておられました。が実はこの波板が水の流れを悪くして余計に雨漏りをひどくしてしまっていたんです。
波板を外すと波板があったことで水の流れが悪くなったことで水が溜まってしまい泥が堆積してたので、泥を取り除きある程度綺麗に掃除をしました。
そして今回の修理で使うために溝の大きさに合わせて特別に作った長〜い板金の出番です。
我ながらバッチリすぎるほどバッチリはまりました!
バチバチに作りすぎて溝にはめるのにかなり苦労してしまったのは内緒です(笑)これで雨漏りの原因が解消できたのですが、さらに雨漏りの可能性を無くすためにもう一工夫します。
今まで図1の②の屋根に樋が無くて、②の屋根に降った雨が全て溝に集まっていて板金の劣化を進める原因になっていたので②の屋根に樋を付けました。これで②からの雨の量が劇的に変わり溝に落ちる水、流れる水を圧倒的に少なくしました。
本来なら図1の①のトタン屋根も修理すべきなのですが、直接雨漏りの原因になっていなかったのと、図1の元からある建物を撤去する予定があるとのことで今回は①のトタン屋根の修理は見送りました。
まとめ
以上昨日の雨漏り修理工事の説明ブログでした。
雨漏りには様々な原因があり、まずは原因を特定することが最重要です。さらに特定した原因によっても様々な修理の方法があります。
安易な考えでの修理は雨漏りを止められないだけでなく、雨漏りをひどくする危険性もありますので雨漏りの修理のプロに相談して下さいね!