巴蓋っていう名前の瓦にはいろんなデザインがあるんです。
こんばんは、Kawara王子です。
まだまだ続く奈良で観てきた、集めてきたブログネタ。ちなみにこんなブログ記事を書こうって考えながら屋根や瓦を観て写真を撮ってるわけではなくて、撮った写真をもとにブログ記事を考えてるんです。
今日のブログはお寺さんなどで使われていることが多い、巴蓋っていう名前の瓦にはいろんな動物、植物などのデザインがあるんですってブログです。
まずは唐招提寺の中にある門に使われていたよく観ることが多い桃の巴蓋。
桃は古くは中国で不老長寿の果物と云われ、日本でも昔から魔除け、厄除けの果物として昔話の「桃太郎」も魔除け、厄除けの意味からきているとか。
次はこれも唐招提寺の中にある門に使われていた龍の巴蓋。
強力な邪気を払うと云われる龍、様々な開運の幸運の縁起物とされ、風水的には東の守り神とされているので東側に使われていることが多いようです。
次はちょっとユニークな顔、形をした亀の巴蓋。
亀は以前のブログ
にも登場しましたが、「亀は万年」と云われるよに長寿を象徴する生き物で北側に使われていることが多いです。
最後は東大寺二月堂にある少し小さな建物に使われていた巴蓋なんですが、この鳥がなんなのかちょっと判断がつかないです。
巴蓋に使われる鳥としては鳩、鶴、鷹などがあるんですが、鳩にしてはクチバシが鳩っぽくないし、クチバシが鳩ぽいけど顔から首にかけてが鶴っぽくないし、明らかに鷹ではないし。
まあこれなんやろって考えることができるもの巴蓋の楽しみかたですね。
ここに挙げた巴蓋はほんの一例でまだまだいろんな種類の巴蓋があるんで、お近くのお寺さんの門にどんな巴蓋が使われているのか観てみるもの楽しいですよ。
ちなみにボクの一番のお気に入りは、巴蓋ではないんですが、先月工事が完成した加古川市の国宝鶴林寺 真光院の塀瓦工事で使わせてもらったこれ。
猫の飾り瓦!
なんとも言えない表情で鶴林寺の本堂の方を向いて愛想を振りまいているんで、お近くの方は是非会いに行ってください!