兵庫県加古川市の播州瓦工業株式会社 岡 公司 Kawara王子のblog

あなたに伝えたい瓦ない想い。兵庫県加古川市の屋根工事店 播州瓦工業株式会社のKawara王子こと岡 公司です。瓦の価値を伝えるためにブログ、Facebbok、Twitter、Instagramで発信してます。

三社祭を見に行ったついでが凄かった#2

昨日の続きなんですが、昨日のブログを読んでなくても大丈夫ですけど一応昨日はこれです。

kawaraya.hatenablog.com

 

三社祭を見に行ったら、東京スカイツリー、金色の何か、雷門とまさかの一兎を追うもの四兎を得てしまうという凄さ(無知なだけ)に驚きながら、五兎目を得るために人波をかき分けて浅草寺へ向かいました。

浅草寺へ向かう道のあちこちで祭の法被を着た粋な老若男女、太鼓、笛、鐘の音が気分を高揚させてくれます!

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祭っていいですねー 見るもの、触れるもの、聞こえる音、匂い、味(ビール 笑)五感で感じることができて気持ちが高揚していきます。

あっちなみにボクも地元の祭には必ず参加しますよ。地元の祭の話はまた今度。

 

雷門からまっすぐに行くと、さあいよいよ浅草寺は目の前、宝蔵門にたどり着きました。

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はい、無知なんで浅草寺の知識ゼロなんで、こんなに綺麗な立派な門があることはもちろん知りません。でけーな! 瓦が綺麗だな最近瓦を新しく葺き替えたのかな、綺麗けどやっぱり瓦は古い方が好きだなー!ってこの時点では思ってました。

 

 

さあ、浅草寺本堂です。門があれだけでけー なんでかなり期待して門をくぐりました。おおっやっぱり本堂もでけー!

 

けど 

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すみません、本堂の写真撮ってませんでした。すみません。

 

実は、本堂の写真も宝蔵門のように撮ろうと思って本堂に近づいて行ったんです。その時に「あっこれだけ大きな本堂ならきっと鬼瓦もでかいはず」って思い写真を撮る前に鬼瓦が見える位置まで移動したんですよ、そして鬼瓦を見た時に

 

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んっ? んんっ?

 

何か変? 何かが違う! スッゴイ違和感を感じます!

 

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あれっ ひょっとして!

 

浅草寺 瓦」でググってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

瓦ちゃうやーーーーーーん!

 

 

金属やーーーーーーん!

 

 

そうなんです。浅草寺の本堂の屋根材は瓦じゃないんです。宝蔵門の屋根材も瓦じゃないんです!

 

あまりの衝撃に膝が震えました。

 

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2009年まではこのように瓦です。それにしても凄い勾配ですね。本葺き瓦のこの角度からの見え方は迫力があっていいですね。経年変化による瓦の色のまだら加減が瓦好きにはたまりません。

 

 

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2011年に金属(チタン)屋根材になったそうです。近くで見ると全然瓦じゃないですね。金属ですね。

 

 

実は昔、どこかの有名なお寺の屋根が金属屋根材になったと屋根業界で話題になったことがあったんですが、まさか浅草寺だとは思っていませんでした。

というかその話題、完全に忘れてました。

 

 

この衝撃の事実で、それまで東京スカイツリー、金色の何か、雷門、三社祭と四兎を得ていた凄さがすっかり消えてしまいました。

 

 

すっかり温くなったビールを片手に浅草駅へと足早に向かったKawara王子でした。