屋根に上がって作業する場合はできるだけ安全対策をした上で、十分に注意してください!
6月6日の夜に見たネットのニュースです。
「熊本地震 屋根修理中の転落相次ぐ 業者1年待ちで」
大きな地震のたびに見るこの光景、なんとも言えない気持ちになってしまいます。
屋根工事に携わる者として本当にいたたまれない気持ちです。
なんとか1日も早く屋根の修理工事に着工してあげてほしいけど、修理しなければならない家があまりにも多すぎて1年待ちになっているお客様もおられるようです。
そんな中で、瓦がズレたり、落ちたりしているために屋根にブルーシートをかけて雨漏りがしないように養生していても雨風でブルーシートがズレてしまったり、めくれ上がってしまったりしてしまい、かけ直したくて業者に来て欲しくてもなかなか来てもらえないから、仕方がないから自分で上がってブルーシートをかけ直そうとして屋根から転落してしまう。
屋根工事業者もなんとか応援しようと取り組んでいるのですが、やはり宿泊施設や材料不足の問題で多くの業者が二の足を踏んでいるようです。
東北大震災の時にもやはり宿泊施設や材料不足がネックになってなかなか屋根の修理が進みませんでした。ボクも当時仙台に屋根修理の応援に行きましたが、本格的に屋根の修理が始まったのは震災から約2か月経った5月中旬頃でした。
熊本の震災が起きてからもうすぐ2か月がたとうとしてます。そろそろ本格的に屋根の修理が始まっている頃だと思います。できれば今しばらくご自分で屋根に上がるのは控えていただきたいのですが、どうしても上がられる場合は。
屋根に上がって作業する場合はできるだけ安全対策をした上で、十分に注意してください!
梅雨入りして雨が多くなりなお一層心配になるかと思います、実際に瓦がズレ、落ちてしまっている屋根で雨漏りがしてしまっているケースもあると思いますが、どうか屋根に上がる場合は十分気をつけて、できればヘルメット等の安全用具を身につけて作業してください。また雨で濡れている瓦には絶対に上がらないようにしてください。濡れた瓦には僕たちプロの屋根工事業者でも危険なので上がりません。
現地に行けないボクが言うのは無責任かもしれませんが、くれぐれも注意してください。
1日も早い復興を心から願います!