えっ瓦ってそんなに簡単に外せるの?
こんにちは、Kawara王子です。
お客さまのお宅の屋根瓦を修理の時や、雨漏りの原因を調べる時などにお客さまの目の前でちゃっちゃと外すことがよくあるんですが、そんな時によくお客さまから
「えっ瓦ってそんなに簡単に外せるの?」
と驚かれることがよくあるんです。
お客さまのイメージとしては瓦ってかなり頑丈に屋根にくっついているイメージなんでしょうね。屋根の場所によっては頑丈にくっついている瓦もありますが、ここ最近(神戸の大震災以降)に建てられた家の屋根瓦は全ての瓦に釘を打って固定するようになったり、瓦の形の変更で瓦同士が組み合わさってお互いを抑えるような構造になってますのでそう簡単には外れない、外せないようになってます。
軽くその仕組みをご紹介、
真ん中の瓦は右下の瓦と組み合って右下の瓦に抑えられ、左上の瓦と組み合うことで左上の瓦を抑えています。
あれっわかりにくいかな? なんとなくわかりますよね!
斜め上下の瓦が重なるところの形に工夫があってお互いの突起物が組み合わさるようになってるんです。
これによって地震や台風など要因によって瓦がズレたり、外れたりするのを防いでいますのでそう簡単には外れないようになってます。
ところが20年以上前だと瓦にこのような工夫がなかったり、瓦を固定する釘も全部に打っていなかったりしてたんで、ちょっとコツがいりますけど簡単に瓦の取り外しができるんです。けどそれは瓦の構造を理解していて前後左右の瓦との関係を十分に分かっているからできることで、そのあたりのことを理解していないと瓦を外せたのはいいけど、うまく入らずに苦労することになるんで安易に瓦を外そうとしないでくださいね。
まあそうそう瓦を外すことなんてないですけどね。
まとめ
意外かもしれませんが、コツさえつかめればひと昔前の屋根瓦は簡単に取り外しができるんです。 勘違いして欲しくないんですが、簡単に取り外しできるからすぐにズレたりするってことではないですよ。ちゃんと風や地震ではズレにくいようになってますから。