唐招提寺にはワクワクする古い瓦が盛り沢山
こんばんは、Kawara王子です。
昨日のブログに書いた通り今日は奈良へ来ています。まず今日は唐招提寺を観てきたのですが、唐招提寺には金堂(奈良時代)をはじめ、国宝だけでも講堂(奈良時代)、鼓楼(鎌倉時代)、宝蔵・経蔵(奈良時代)などあり、さらに国宝の盧遮那仏坐像、薬師如来立像、十一面千手観世音菩薩立像などなど国宝の建物、仏像がすごくたくさんあって興味のある人には1日では堪能できないほどの価値のあるお寺です。
もちろんボクも国宝の建物、仏像にも興味はあるんですが、それよりも興味のあるのはやっぱり瓦! それも国宝の立派な建物の瓦よりもすぐ目の前に見ることのできる塀や門の古い瓦に興味がいってしまいます。
そんな唐招提寺の普通の人はあまり興味を示さないだろうちょっとマニアックな古い瓦を紹介します。
まずはメインの金堂の右奥にある国宝 鼓楼(ころう)の鬼面鬼瓦。この鬼面鬼瓦は他の鬼面鬼瓦と見比べて貰えばわかると思いますけど、実に変!
鬼面なのに全然鬼っぽくなくて変!
変っていったら失礼かもですけど、明らかに雑ーー!
子供の落書きのような鬼瓦。
この鬼面鬼瓦はぜひとも観てほしい鬼瓦で、有名な鬼師 小林章男氏が「稚拙型手づくり鬼」と称した鬼面鬼瓦でまさに手づくり感満載の鬼瓦でどことなく可愛い鬼瓦です。これは調べてもないとわからないですが、この鼓楼の鬼面鬼瓦は復元でなければかなり古い鬼瓦だと思います。鎌倉時代の再建らしいので鬼瓦も鎌倉時代のものかと思われます。
よく見る鬼面鬼瓦はこんな感じです。
この鬼面鬼瓦は同じく唐招提寺の東室(ひがしむろ)と呼ばれる平屋の建物の鬼面鬼瓦で鼓楼と同じく鎌倉時代の建物ですが、ちゃんと頭に角もあっていかにも鬼って感じで鼓楼(ころう)の鬼面鬼瓦と比べるとデザインが全然違いますよね。
ちなみに丸い瓦と軒先の瓦に「唐招提寺」とデザインされているのもいいですね。
同じ鎌倉時代の建物でもこれほどまでに違う鬼面鬼瓦のデザイン、再建や復元といった過程があって違っているのかもしれないですが、そんなことも含めて調べてみるもの古い瓦好きなKawara王子にはワクワクしてたまらないです。
ちょっとの間、奈良旅行の古い瓦ブログが続きそうです!