浅草 浅草寺の雷門の屋根から瓦が落下したことで感じたこと
こんにちは、Kawara王子です。
昨日の夕方何気に見ていたネットニュースで「浅草の雷門、姿消す 瓦1枚落下、全体覆って調査」というニュースを見ました。
ネットニュースによると、5月20日に雷門北側に横24cm、縦15cmの瓦が落ちているのが発見されたらしく、門の屋根上部の瓦がなくなっていたことから、ここから落ちて瓦と見られることから調査し、修理するということです。
屋根の点検、調査のために囲いで覆われた雷門
雷門の屋根から落ちた瓦
つい2週間前に訪れたばかりの雷門の屋根から瓦が落ちたというニュースにびっくりしました。幸いなことに怪我をされたかたがいなくてよかったです。
現在の雷門は1960年に再建されたそうなので、瓦も1960年から変わっていないと思われ56年前の瓦なのでしょう。屋根から瓦が落ちるということは当然あってはならないことですが50年、60年前の瓦が屋根から落ちるということ自体はたいして珍しいことではなく、56年前から一度も補修をしていなかったとすれば十分に起こり得ることだと思います。
1日も早く調査、修理をして安全を確保してほしいです。
事実として起こってしまったことは仕方のないことで、3年前の調査でも瓦の落下する危険性を見抜けなかったことは残念ですが致し方ないことかなと思います。
それよりもこのニュースを見て一番気がかりなのは、雷門の瓦屋根が浅草寺の本堂、宝蔵門の屋根と同じように金属製屋根材に変わってしまうんじゃないかなということです。
2週間前に浅草を訪れ、浅草寺の本堂、宝蔵門の屋根が金属製屋根材に変わってしまっていたことを先日このブログで書きましたが、その時のブログにははっきりと書きませんでしたが、金属製屋根材を目の当たりにした時のショックは相当なもの、ものすごい悲しみと、怒りさえこみ上げてきました。
浅草寺の担当の人は、「雷門は日本の文化や伝統を感じてもらうため、瓦のままにしている。」とおっしゃっているそうですので、その言葉を信じたいです。