瓦を拭くじゃなかったんだ、葺くだったんだって気付いたのは中学生の頃だった
こんにちは、久しぶりに自己紹介です。播州瓦工業株式会社の専務取締役 岡 公司です。毎日のブログの書き出しでKawara王子って名乗ったり、名乗らなかったり、そもそも挨拶文がなかったりですが、このブログは岡 公司が書いてます。
兵庫県加古川市で屋根工事の仕事をしている会社、播州瓦工業株式会社の専務取締役の岡 公司が書いてるブログです。
誰が書いてるブログかわかんないとブログを読んでくれてる人に伝わらないですよね。
ニックネームでKawara王子ですって名乗ってもボクをちゃんと知らない人とっては、「誰それ?」ってなるからね。
ということで岡 公司が書いてるブログです。ってことをお伝えしました。
もうすぐはてなブログで書かなくなるけどね。
さらっとブログを移行することをお伝えしたところで今日のブログの本題を書きましょう。(ブログの移行についてはまた後日)
瓦を拭く仕事=掃除する仕事?
おととい、昨日のブログで書いてますけど、2日間エクスマ塾の合宿に行ってました。そこで自分独自の価値を改めて考えるワークをしたんです。
そのワーク中、自分の仕事のことを色々と塾の同期に説明している時に、「そういえば子供の頃に自分の父親の仕事って、瓦をフクだから瓦を拭く、瓦を掃除して綺麗にする仕事かって思ってたんだよね。」って同期に話してたんですよ。
「いやそれバカでしょ!」
「家業なのにありえんでしょ!」
ってなかなかのバカっぷりを発揮したんですが、中学生の頃まで本気で思ってました。
そもそも「瓦を葺く」って言葉、ボクたちの業界ではごく当たり前に使ってますけど、ボクみたいに「瓦を拭く」と思っている人がいるかもしれないんで改めて「瓦は葺く」ですとちゃんと説明します。
葺という漢字の成り立ちがわかるとなぜ瓦を葺くかがわかる
このブログを書く時にはなるべく専門的な言葉は使わないようにしているんで、あまり瓦を葺くと書いた記憶はないんですけど、(どっかで書いてるかも)
というか瓦を葺くって専門用語なのかな? まあ専門用語じゃなくても普段あまり使わない言葉には違いない。
葺くは、瓦だけに限らず屋根材を施工する時には共通して使う言葉で、
茅葺(カヤブキ)、スレート葺きなどでも使います。
葺という漢字は草冠に口、耳からなっていて、口、耳は寄せ集めるという意味があります。まだ屋根に瓦を使っていなかった時代に屋根を雨から防ぐために草を寄せ集めて屋根に乗せていたことから、葺という漢字になったんです。
そこから屋根を葺くというようになったんですね。
そもそも瓦を屋根に施工することを瓦を張るや瓦を並べるって言われる人もいますが、別にどちらも間違いじゃないです。正しくは瓦を葺くですけど張るでも並べるでも葺くでも意味は通じますもんね。
散々「瓦を葺く」ですって書いといて最後は、伝われば漢字はどうでもいいんじゃない!
ってこと。